Web制作会社の求人に応募者が来ない理由を考えてみた【実体験】

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Web制作会社の求人に応募者が来ない理由を考えてみた【実体験】
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求人を出しているのに応募者が来ない・・・。

僕は現在、Web制作会社でディレクターをしていますが、チームメンバーが退職することになりました。人手不足になるため、4ヶ月ほど前から求人募集を出しています。

ところが、ぜんぜん応募がきません。このままではチームとして機能せず、ディレクターである僕の負担が増える一方です。

この記事では、勤務先の会社に応募者が来ない理由を考えてみました。おなじ境遇の方がいれば、参考になったら嬉しいです(思考の整理として記事にしました)。

勤務先は中小企業で、社員・アルバイトあわせて20名ほどです。コーディングは基本的に外注しており、Webサイト運用やディレクションがメインとなっています。

目次

Web制作会社の求人に応募が来ない理由

Web制作会社の求人に応募が来ない理由

求人募集を出して4ヶ月ほど経ちましたが、ほとんど応募が来ません。募集要項を出している僕の目線で、応募が来ない理由を整理してみました。

求人に応募が来ない理由① 条件が良くない

応募が来ない1番の理由は、募集要項の条件が良くないから。沖縄県内の企業ということもあり、給料が低いです。

沖縄県の仕事の平均年収は約321万円。月給で換算すると27万円、初任給は18万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ975円、1,149円となっています。

求人ボックス より引用

求人ボックスによると、正社員の初任給が18万円となっています。勤務先は中途採用であっても月給18万円で募集をしているので、経験者はそもそも応募しないでしょう。

募集要項に掲載の給与
  • 正社員:月給180,000円〜
  • アルバイト:時給900円〜

上記の条件で募集しているので、ターゲットはWeb未経験者となります。未経験なら教育が整備されている大規模の企業を狙うでしょう。

求人に応募が来ない理由② 職場環境が悪い

勤務先は職場環境が悪いため、応募が来ません。オフィス内の設備が整っていませんが、オフィスがある地域全体の環境が悪いです。

地元の人なら、募集要項に掲載されている住所を見ただけで、オフィス周辺の雰囲気がイメージできるほどです。街並みは綺麗とはいえず、シャッター街のなかにあります。

「IT企業=オシャレで綺麗」というイメージとはかけ離れているので、募集が来ない理由として挙げられます。

求人に応募が来ない理由③ 会社の露出が少ない

会社の露出が少ないことも、募集が来ない理由のひとつです。今の時代、Web制作会社であってもホームページ内のブログや、SNSで情報発信をしているのが当たり前になっています。

継続的な情報発信は、会社やスタッフの雰囲気をアピールするために効果的です。

とはいえ、情報発信も簡単ではありません。発信の方向性や内容を考えたり、担当者のリソースを確保することが重要です。

戦略的な発信をしなければ、誰にも見られないので作業が無駄になります。

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人材不足でリソースがいっぱいいっぱいなので、いまから発信を始めるのは無理がありますね。

内定辞退が2名でてしまった理由を考察

内定辞退が2名でてしまった理由を考察

募集開始から4ヶ月ほど経過しても採用が決まっていませんが、実はこれまでに2名の内定者がいました。ところが、入社直前になって、2名とも内定を辞退されたのです。

明確な理由は教えてもらえなかったのですが、僕なりに理由を考えてみました。

1人目の内定辞退者:家庭の事情

内定辞退者の概要
  • 30代 女性
  • Web制作 未経験
  • HTML.CSSを独学中

1人目の内定辞退者は、基本的なHTMLとCSSを独学していましたが、スキルとしては実務レベルではありません。しかし意欲が感じられたため内定となりました。

本人は将来的な独立も視野に入れているらしく、業務と合わせてスキル面も教えるつもりでした。

しかし出社日の直前に内定辞退の連絡が来ました。理由は「家庭の事業」でした。

家庭の事情ならどうしようもないのですが、本当にそうなら「応募しないのでは?」と思います。オフィスや街並みを見て、抵抗があったのではないかと考察しました。

2人目の内定辞退者:条件のミスマッチ

内定辞退者の概要
  • 30代 女性
  • Web制作 経験1年未満
  • 地域のプログラミングスクール卒

2人目の内定辞退者は、Web制作会社で勤務経験のある方でした。プログラミングスクールで基礎を学んでいるので、早めに業務に入れそうだと期待して内定しました。

しかし内定通知の電話をした際に、その場で辞退されました。辞退の理由については教えてもらえなかったです。

おそらく面接の際に紹介した業務内容と、提示された給与などの待遇面がマッチしなかったのではないかと思いました。給与をベースに考えると、業務内容はもっと簡易的なものを想定していたでしょう。

Web制作会社で求人募集をする際のポイントはシンプル!

Web制作会社で求人募集をする際のポイントはシンプル!
求人募集のポイント
  • 高待遇で募集する
  • 職場環境を整える
  • 会社の情報をアピールする

実体験から、Web制作会社で求人募集をするなら、上記3つのポイントが重要だとわかりました。

まずはシンプルに高待遇にすること。県内平均より低い給与だと、未経験しか応募が来ません。

業界未経験は採用しても、すぐに退職されるリスクもあります。業界への憧れだけで転職されると、イメージとの乖離に苦しむからでしょう。

また、最低限の職場環境を整えることは必須です。衛生的な面はもちろん、デスク周りの充実が求められます。

そして最後は会社情報の露出です。どんな会社がわからなければ応募は来ません。SNSやブログで、興味のある人にしっかり届く情報発信は必要だとわかりました。

イチ従業員がわかったところで、待遇や環境は会社の予算にも左右されます。情報発信は新規プロジェクトで進行できますが、担当者のリソース問題が発生するので簡単ではありません。
会社全体で向き合うことが重要ですね。

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